サラリーマン

サラリーマンの生涯年収だけで将来生活できるのか

こんにちは、べい(@bei_invest_side)です。

最近FPの方とお話する機会があって、ライフプランについて考えています。その中でふと疑問に思ったのが普通のサラリーマンは生涯年収だけで家族を養い、生活していくことができるのかということです。

計算する前からおそらく厳しいだろうなという予想はできていました。現にいまも定年を迎えたあとに再雇用で働いたり、アルバイト・パートなどで老後の資金を稼いでいる人もいますし。

もし、サラリーマンの人でこの記事を読んだ人には、少しでも危機感をもってもらって行動をおこすようになればいいなと思っております。

サラリーマンの生涯年収は?

だいたいサラリーマンの平均生涯年収は『2億1800万』ほどになりますし、トップ企業になれば、一位の8億は例外として3億〜4億になるようですね。

これを多いか少ないか感じるのは人それぞれだと思いますが、都心で暮らすのであればもっと必要になりそうですね。

生涯給料「全国トップ500社」ランキング:東洋経済

生涯給料「全国ワースト500社」ランキング:東洋経済

一生にかかるお金はどれくらい?

ではサラリーマンの生涯年収で様々なライフイベントをこなしながら、老後を暮らしていけるか計算してみましょう。

税金で引かれる費用

そもそも年収に応じた税金がかかるため、2億2000万すべてつかえるわけではありません。

税金がだいたい年収の2割ちょっと引かれるとすると、2億2000万から『4500万円』暗い引かれます。
結構引かれますね…

税金で引かれる費用は『4500万』

結婚にかかる費用

結婚式は人によってかかる費用は変わってきますのでこちらもだいたいの平均で考えてみます。
みんなのウェディングで調べると『150万以上』かかるが最も多くなっていますね。
だいたい『150万』で計算していきます。

結婚式の費用!見積もり、相場からお金の節約ポイントまとめ:みんなのウェディング

更に結婚指輪や新婚旅行など含めれば+150万くらいで『300万』くらいはかかるでしょう。

結婚にかかる費用は『300万』

住宅にかかる費用

では次に住宅にかかる費用はどれくらいになるでしょうか。

住宅の建築にかかる平均費用が『約3308万円』かかります。土地代を含んでいないので、平均はもう少し上と予想。

注文住宅 1000・2000・3000・4000万円台の家の違いは? 一級建築士が解説!:suumo

更にここに住宅ローンの費用がかかってきます。
頭金に308万いれて3000万を35年で金利1%で借りた場合は、総額返済金は『約3500万』となります。

頭金と総返済金を足して『3800万』、土地代を仮に『200万』とすれば、住宅には合計で『4000万』かかってきます。

さらにリフォームとかもあるでしょうから本当はもっとかかると思いますが、ここでは省略しておきます。

住宅にかかる費用は『4000万』

生活費にかかる費用(22歳〜30歳)

単身世帯の一ヶ月の平均は『161,623円』かかります。

家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)III 総世帯及び単身世帯の家計収支:総務省

全年齢の平均なので、20代を『15万』として計算すると
『15万 × 12ヶ月 × 8年 = 1440万』
なので、『1500万』としておきましょう。

20代の生活費は『1500万』

生活にかかる費用(30歳〜65歳)

二人以上の世帯の一ヶ月の平均は『283,027円』かかります。

家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)I 家計収支の概況(二人以上の世帯):総務省

ということは30歳〜65歳までの35年でかかる費用は、
『283,027 × 12ヶ月 × 35年 =1億1887万』
ということになります。

しっかりと計算したことがなかったので、生活するだけでこんなにかかってくるものだとは思いませんでした…

切りが良いように『1億2000万』でここでは計算します。

30歳から65歳までの生活にかかる費用は『1億2000万』

子供にかかる教育費

子供を保育園・幼稚園から〜大学まで通わせた場合にいくらかかってくるでしょうか。

公立か私立家によって大きく変わってきますが、すべて公立に通わせると『約1000万』、すべて私立に通わせると『約2500万』かかります。

子育て費用はいくら必要?幼稚園から大学卒業まで?:lify.jp

すべて私立ではないにしても高校・大学は人によっては私立に通わせる人もいますので、だいたい『1500万』としておきましょう。

子供が二人であれば単純に2倍かかるので結構な金額になりますね。

子供の教育費は一人『1500万』

老後にかかる費用

65歳で住宅ローンも払い終えて、仕事もやめて老後生活に入ったとします。
仮に85歳まで生きたとして、65歳からの20年でどれくらいかかるでしょうか。

平均的な高齢夫婦の一ヶ月の支出は28万です。これは最低限の支出であり、少しレジャー代をプラスして32万とします。

会社員の老後資金、持ち家なら65歳で3500万円 :NIKKEI STYLE

で、年金がいくらもらえるかといえば平均で22万ほどです。

実際に支給されている国民年金の平均月額は5万5千円、厚生年金は14万7千円:シニアガイド

さて上記のことを考慮して計算すると
『(32万 ー 22万) × 12ヶ月 × 20年 = 2000万円』
と結構かかってきますね。

おそらく平均寿命はもっと上がってくるので更に必要になるはずです。

老後にかかる費用は『2000万』

生涯年収 + 年金 ー 生涯支出はどれくらい?

出費内容 支出金額
税金 4500万
結婚式 300万
住宅費用 4000万
生活費(22歳〜30歳) 1500万
生活費(30歳〜65歳) 1億2000万
子供の教育費 1500万
老後資金 2000万
総合計 2億6800万

 

上記で平均を算出した項目をすべて足すと2億6800万となり、大幅に生涯年収を越えてしましました…

さて、サラリーマンだけで生きていけるでしょうか…?
私は無理だと思います。

それ以外にもかかる費用はあります。

  • 自動車
  • 保険料
  • 二人目以降の子供
  • 85歳以降の生活費
  • 葬儀代

などなど…

旅行や趣味とかにはもういけませんね…
どうでしょう。サラリーマンだけで生きていけそうですか?

ちょっと厳しいなと感じた人は、将来に向けていくつか解決策を考えたほうがいいです。
転職して収入をあげたり、節約して支出を下げたり、副業・投資をして別収入を作ったりと…

もしも、この記事を読んで少しでも危機感をもち、何か行動したら変わるはずです。
65歳になって『お金が足らないっ!』ってなってももう遅いですからね!

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